屋根・外壁・塗装について

外装材は、住まいの印象を左右するだけではなく、紫外線・風雨・暑さ寒さから
住まいを守る重要な素材になります。
様々な種類がありますので、それぞれの性能や特徴を知り、
我が家に合うものを選びましょう。

屋根材

屋根は、住まいの中で、最も風雨にさらされる場所です。
ズレやヒビ割れなどがあると、雨漏りの原因になります。
普段見えにくい場所だからこそ、定期的にチェック、メンテナンスをしましょう。

屋根リフォームの方法

■塗り替え■
彩色スレートなどの表面塗装を塗り直す方法です。
屋根材も下地材も、傷みが少ない場合に行います。
塗装の種類により耐久性が異なります
■重ね葺き■
軽量の金属屋根材などを既存屋根に重ね張りする方法です。
彩色スレートなどの屋根材で、屋根は傷んでいても
下地材がしっかりしている場合に行います。
■葺き替え■
屋根材の傷みが激しい場合には、既存屋根材を撤去し、
新しい屋根材を葺きます。
下地のやり直しも含めて検討を行います。

素材別屋根材の特徴

  • 粘土瓦
  • ■特徴:粘土をプレス形成した瓦形の素地に釉薬をかけ、高温で焼いたものが「陶器瓦」です。
  • ■メンテナンス:ズレ、割れ、漆喰の劣化を確認します。地震や台風でズレることがありますので、年に一度は点検して、ズレは速やかに補修します。
  • ■製品の一例:伝統的な瓦の良さを活かした、地震や台風に強い防災平板瓦です。【鶴弥/スーパートライ110】
  • 彩色スレート
  • ■特徴:本来のスレートは、玄昌石を材料とした天然スレートで、黒く艶のある自然の色や重厚感が特徴です。その天然スレートの形状を模倣して使られたものを彩色スレートといいます。セメントに繊維を混入して強化した薄い板状の素材です。価格が手頃で粘土瓦より軽く、耐久性、耐候性も優れているので、広く普及しています。通常の彩色スレートは、10年ほどで色・艶落ちしてきますが、最近では、色褪せしにくい製品も登場しています。
  • ■メンテナンス:ズレ、割れ、はがれ、浮き、褪色、鉄部の錆を確認します。製品により差がありますが、色褪せ時の再塗装は、8~10年を目途にしましょう。
  • ■製品の一例:ベーシックな横一文字葺きのスレート屋根材です。【ケイミュー/カラーベスト・グランデグラッサ】
  • 金属系屋根材
  • ■特徴:金属系の屋根材といえば、カラートタン(亜鉛メッキ銅板)が一般的でしたが、錆びやすいので、最近は耐久性のあるガルバリウム銅板(亜鉛アルミ合金メッキ銅板)が主流になっています。バリエーションが豊富で軽量なため、リフォーム時の重ね葺き用の製品もあります。他に銅板やアルミなどの屋根材があり、アルミはフッ素樹脂塗料を焼付塗装することで色も長持ちします。
  • ■メンテナンス:褪色、さび、浮き、継ぎ手のゆるみを確認します。特にさびは、耐久性を損なうので、錆びる前に塗り替えして下さい。トタン屋根は3~4年、ガルバリウム銅板は7~8年をメドに。
  • ■製品の一例:既存屋根材の上からかぶせ葺きする「ガルバリウム銅板」の屋根材。【トステム/T・ルーフシリーズ】
  • セメント瓦
  • ■特徴:セメントと細骨材(砂)のモルタルを原料に作った瓦を「プレスセメント瓦」といいます。彩色スレートと主原料は同じセメントですが、スレートよりも厚く、瓦に近い重厚感があり、瓦よりも安価なのが魅力です。形も和形から平形まで豊富。また「プレスセメント瓦」よりセメントの割合が少なく、押し出し形成する瓦が「コンクリート瓦」です。
  • ■メンテナンス:割れ、浮き、コケの発生、表面の劣化を確認します。痛み、色褪せが気になる場合は、7~8年をメドに塗り替えを。
  • ■製品の一例:無機塗装採用により色あせしにくい優れた耐候性を実現した屋根材。【ケイミュー/ルーガシリーズ】

外壁材

外壁材には、モルタルに代表される湿式工法と、サイディングなどの乾式工法があります。
素材や立地条件により点検時期は異なってきますが、3~5年おきに汚れ、カビ、色褪せ、色落ち、反りなどをチェックしましょう。

外壁リフォームの方法

■塗り替え
 モルタルやサイディングなど、塗装が必要な外壁材を塗り直す方法です。
■重ね塗り
 既存の壁材の上に、新しい外壁材を張り増しする方法です。
■張り替え
 既存の壁材を撤去して、新しい外壁材に張り替える方法です。

素材別外壁材の特徴

  • モルタル+塗装
  • ■特徴:セメントと砂を混ぜて水を加えて練ったモルタルを下地に、樹脂系の塗料を吹き付けしたり、コテやローラーで模様を付けて仕上げます。最近では、自然素材の漆喰や珪藻土の塗り壁も風合いが良く、人気が高くなっています。
  • ■メンテナンス:汚れ、褪色、亀裂などを確認します。製品によって差がありますが、再塗装は7~8年を目途に行いましょう。
  • ■製品の一例:アクリル系樹脂塗料の吹き付け仕上げです。【アイカ工業/ジョリパット】
  • サイディング
  • ■特徴:ボード上の外壁材で、下地の合板に釘打ちで留める施工性の高さと、品質の均一さ、タイル調・レンガ調・石調など、デザインが豊富なのも魅力です。
  • ●窯業系サイディング:セメントなどを主原料とし、木片や無機物を混ぜて強化して、プレス成型したものです。色・デザインのバリエーションが豊富で、価格帯の幅も広く、今の主流となっています。
  • ■メンテナンス:汚れ、褪色、割れ、シーリングの劣化を確認します。褪色が目立ってきたら再塗装を行いましょう。
  • ■製品の一例:セラミックコートの上から、セルフクリーニング機能を有する光触媒をコーティングしたサイディング。美しさが長持ちします。【ケイミュー/ネオロック・光セラ16】
  • ●金属製サイディング:成形したスチールや、アルミを表面材として断熱材を裏打ちしたものです。軽量で施工性が良く、種類も豊富です。最近では、モダン住宅の流行で人気です。
  • ■メンテナンス:汚れ、さび、変形、緩みを確認します。表面に傷がつくと、錆の原因になるので、補修をしましょう。
  • ■製品の一例:シンプル&スタイリッシュなガルバリウム銅板のサイディング。ビビッドなカラーが揃い、モダンな住宅にマッチ。【旭トステム外装/Danサイディング・スパンサイディング】
  • ●木質系サイディング:天然木、合板、木片セメントなどを塗装したものです。消防法などで、場合によっては使用できない場合がありますので、確認が必要です。
  • ■メンテナンス:汚れ、褪色、腐れ、反り、割れを確認します。褪色が目立ってきたら再塗装をしましょう。
  • タイル
  • ■特徴:粘土を主原料に、各種鉱物を混ぜて板状に形成・焼成したものです。耐候性、耐久性、耐火性に優れています。湿式工法が主流となっていましたが、最近では、乾式工法が普及し、施工が容易になりました。価格が高めになるため、玄関部などの一部アクセントとして、使用することも多いです。
  • ■メンテナンス:色落ちや劣化の心配がないため、基本的にメンテナンスはほとんど不要です。
  • ■製品の一例:タイルをベース材支持部に引っ掛け、接着剤で張る乾式工法です。施工性を高め、タイル独自の高級感も表現できます。【ダントー/内装・外壁タイル】